未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

未成年、ドストエフスキー著、工藤精一郎訳、濫読日記風、その41

未成年 上巻 (新潮文庫 ト 1-20)未成年 下巻 (新潮文庫 ト 1-21)を読んだ。

ドストエフスキーの五大長編を全部読んだことになる。ふー。疲れた。

ちなみに、ドストエフスキーの五大長編とは、「罪と罰」、「白痴」、「悪霊」、「未成年」、「カラマーゾフの兄弟」である。

その中で日本では最も知名度が低い。なので、読了した人も少ないような気がする。

Googleで「ドストエフスキー 罪と罰」で検索すると約196千件と出る。同様に白痴は59.8千件、悪霊40.5千件、未成年24.2千件、そしてカラマーゾフの兄弟87.9千件である。堂々の最下位が未成年だ。

富豪の私生児が主人公で、彼の夢は富豪になることだ。俗物的である。ここに遺産争いやら父と子の葛藤などがあれやこれや描かれている。

もう一度読むと全体の構造をしっかりと把握できると思った。ドストエフスキーは二度読みが基本のような気がしてきた。

濫読日記風