数学の教科書をガッツリ読みたいプロジェクト
工学部を卒業したので、大学時代は数学を勉強したはずなのだがすっかり忘れている。小中学校の頃は算数とか数学の最初の方は結構好きだったのであるが、高校の中盤から後半にかけてすっかりちんぷんかんぷんで理解が遅れてしまい、大学の数学はさっぱりだった。
大学の物理や数学は何のために学ぶのかというモチベーションを見つけられないまま単位を取るために仕方なくこなしていた。
正直言って電子回路の設計とか構造体の設計の仕事にでも従事しない限り大学時代の物理や数学を日常的に使うということはない。
コンピューターサイエンスの勉強もちょっとはしたが、物理や数学のような学問に比べると、理論的な積み重ねは薄いし、コンピューターサイエンスをサイエンスと呼ぶのはおこがましいような気もしないでもない。
なんてことをつらつら思っていたのだが、最近数学をガッツリ学び直したいと思っている。
数学を学んだところで仕事にすぐに役立つわけでもないし、それによって何か経済的に豊かになるというわけでもないが、趣味としての数学とかを一から学んでみる。
大学初年度で使っている教科書をどうにかこうにか読めるようになるというのを当初のゴールに置いておく。
大学時代は仕方なく単位を取るために学んだのだが、これからは楽しむために学ぶ。趣味の数学だ。
数学にはもともと興味があるので興味のある範囲で数学を消費する。人類の英知を追体験する。時間軸に沿った散歩になる。おそらく17世紀あたりの数学くらいまではどうにか行けるのではないかと想像するが、20世紀にたどり着くには、どのくらいかかるだろうか。
幸いのことに友人知人に物理や数学の専門家もいるので、数学の道で迷子になったら彼らの助けを借りて溺れない程度に楽しみたい。
いきなりエベレストに登頂は無理だが愛宕山程度から散歩してみたい。
下記は知人から教えてもらった、田崎先生の教科書で、草稿をオンライン(無償)で読める。とっかかりはここからにする。
数学:物理を学び楽しむために