あすなろBLOG3周年記念イベントに行ってきた
http://www.pasonatech.co.jp/blog_event/event090418.html
なかなか面白かった。特に懇親会がまたまた熱かった。
渡辺千賀
始まりつつある未来 米国ベンチャーキャピタル投資の推移 2000年ころバブル 今は全然痛んでいない 投資もするんでいる600M シリーズAも多い インターネットの変遷 おさらい、収穫期だよというお話 おまけ、リアルなビジネス、 ファックス、テレックス(文字最小化) email(97年ころ) 社会構造の変化(インターネットありき) インターネット収穫期的なビジネス リアルビジネスの置換 OpenTable レストラン予約システム ASPモデル、予約料、40億円位の利益 Zappos 創業1999年、オンライン靴屋、売上1000億円位 顧客サービスに力を入れている。コールセンター業務 若くて経験のある創業者が増えてきた。ざくざくいる。 ネットワーク型コンシューマデバイスの普及 Eye-fi メモリチップ+サービス Chumby もらって困るプレゼント ハードウェアをベンチャーが作れる。5億円くらいでできた。PCH。中国 Flip Video デジタルビデオ。590億ぐらいCISCOが買収。 デジタルエンターテイメントの本格普及 Netflix ストップ高の株価。売上1300億くらい ビデオを郵送レンタル。Xbox経由でビデオが見られる。 最初100万人くらい利用している。15億分。毎週2時間。 会員数1000万人くらい ものすごい伸びている Hulu 人気番組が全編見られる 大人気 広告60億円位、今年120億くらい 始まりつつある未来 個人の時代 LiveOps バーチャルコールセンター業務。在宅コールセンター。 応募者の2%位しか採用しない やる気をキープするのが大変。 Voice123 在宅勤務。声優。 LinkedIn 仕事用SNS Craigslist 求人広告。3行広告。 売上100億くらい Twitter どうやってお金儲けにつなげるか iPhone Apps 個人の時代でのブログの役割 情報発信 情報収集 オンラインでのネットワーク チェンジ 3年以上先のことを心配しない 自分が正調できる場所を探すのは自分の責任 未来をビジュアライズする 広く見る 調べる ちょっと試してみる 俯瞰して逆算する 全体像を考える。取り合えずの前にちょっとは考える。 恐怖のほとんどの原因は知らないだけ サンフランシスコ近辺はさけたい。地震が怖いから。 というのは単に知らないから。東京の方が地震の可能性が高い。 Listen-IT開発中 質疑 在宅ビジネス。家が小さい。がんばってください。 製品としての付加価値はソフト。ハードは絶対残る。半導体ベンチャー難しい。 留学をする
感想:今回のイベントの目玉企画。わたしはTwitterで@chikawatanabeをフォローしていてたまたまそこで告知されていたので勢いで申し込んでしまった。やはり渡辺人気か、女性の参加者が多かったように思う。
パネル コミュニティXブログ
堀川貴満 モデレーター 上原仁 大橋悦夫 藤代裕之 上原 Blog : 近江商人JINBLOG ( http://ceonews.jp/ ) 大橋 Blog : シゴタノ! ( http://cyblog.jp/ ) 人と話すのが嫌い。コンサル。会うのが苦手。 藤代 Blog : ガ島通信 ( http://d.hatena.ne.jp/gatonews/ ) ブログを書いていてよかったことがある ブログによって今の自分がある 炎上したことがある コミュニティは運営より、参加が楽しい コミュニティ運営はしんどい 藤代:しんどいけどリターンが多い 上原:大変さより喜びっが多い 大橋:一人でいたいたち 他のコミュニティの活動が気になる 上原:気になる 藤代:参考にしたりする 大橋:家に居た方がいいので、他のコミュニティに出ない コミュニティ運営にブログが必要 上原:告知媒体。事後。つながる。 藤代:ブログが必要かどうかはコミュニティの形態による。 コミュニティを知らない人が入るきっかけ。新しい人を入れる 会社ともめたことがる 上原:前職時代会社と揉めた。 藤代:会社とブログ運営が揉める。会社=コミュニティ。家庭すら 会社に従属。そーゆー人もいるということを理解する必要がある。 上原:コミュニティの価値。大企業では多様性の担保ができている。 藤代:空想の多様性。中流的な価値観ではなく崩れていく。ブログによって 多様性が発見させる。架空の多様性を信じている。会社こそコミュニティ。 リアルな場がなければコミュニティは盛り上がらない 大橋:リアル疲れがいや。期間あけなからやる。 藤代:あった方がいいんじゃないですか。 上原:リアルが必要 コミュニティを清算したことがある 大橋:ブログ、セミナー。一個。 藤代:結構沢山ある。少なくとも5〜6個はある。 できる部分でやる。興味なければ抜ける。コミュニティは死ぬことがある。 上原:タコ壺。最初はオープンでフラット。気持ちいい。広がって広がりすぎる と規模感からあふれる。心地よくなくなる。 RTCカンファレンス。毎月やっていたのがやらなくなった。タコ壺化を感じていた。 熱量を発する。 コミュニティに経済的な目的をもったら萎えた。 なぜコミュニティを立ち上げたのか 上原:無目的。何かやりたいことがない状態。自然にできてきた。 藤代:大手町ビジネス〜(OBIA)。試して見たかった。立ち上げてみたら どうなるんだろうどんなもんだろう、と試して見たかった。 組織にいるんだけど閉塞感を持っている人たちと繋がりたかった。 狙った層が集まってきたか。外す場合もある。所属している組織では周縁 にいる人が集まる傾向がある。 大橋:会社員時代、体を壊して辞めた。コミュニティから逃げている。 コミュニティを継続するコツ 藤代:継続することが目的なのか。継続しないといけないのか。 上原:継続するコツ。タコ壺化しない努力。テーマを掘り下げるのを 逆に振る。多様性の担保。 藤代:タコ壺の居心地のよさは。 上原:そーゆーのもある。 「気持ちいい人もいれば、タコ壺化を感じる人もいる。 何も言わないで去っていく人もいる。」 パネラー同士の質問タイム。 ぐっとくるようなリターン? 藤代:やりたいことがいる仲間がいる。ブログでもリアルでも やりたいことがある。 上原:五感全体でやる。 藤代:同じ会社にいて、いきなり変な奴が来た。 上原:うわー仲間が増えたとうれしかった。 藤代さんは目的型コミュニティを作るように見える。 藤代:組織を信じていない。ジャーナリズムに進化。 パラダイムの変化があった。ジャーナリズムの価値を 高める。 継続するコミュニティではなく、結果として継続しているコミュニティ 維持していくコツ。 大橋:楽しければいい。自分が楽しくてそれに共感する人が 集まる。 上原:相互に叩き合う。 藤代:要するに寂しいのね。上原さんは。Community of Practiceを 読む。進化を前提。内部外部。価値に〜 テーマによって、コアグループ、周辺の人が移動する。 ブログとコミュニティのありかた 上原:垣根が下がったこと。コミュニティの運営が下がった。 藤代:コミュニティに参加するには個が必要。そのツール。 大橋:結果として集まる。パーソナルラーニングのツールがブログ。 続くコミュニティは? 上原:ながれている空気が性善説。 藤代:価値提供。虎屋。 大橋:ブログ4年やっている。 上原:価値の中心が横の繋がり 反発? 藤代:羨ましい、やばいということか。人間は進化したいと思っている。
感想:藤代さんのわたしは組織を信用していないという発言に共感を持った。組織を維持することが目的になってしまう場合がある。それと同様にコミュニティも維持することが目的になってしまうとタコ壺化する。維持する事を目的とするのではなく、結果としてかろやかに持続している。そのようなコミュニティ運営のコツを知りたいと思った。そのようなコツを共有したいと思った。それには、固い組織というのではない、やわらかな組織、一見ぐづぐづゆるゆるな運営と言う方が向いているような気がする。カーネル読書会が10年続いているのは、会則とか明文化したきちきちの重い制度がないからのような気がした。
4月22日訂正:藤代さんのコミュニティはOBIAではなくてOBIIです。お詫びして訂正します。http://obii.jp/
未来Xブログ
徳力:モデレータ 会場。ブログ持っている人多数 田端:不規則発言もあると思う。ライブドアでブログ事業。 リクルート、NTTデータにいた。 関:SixApart。2002年ころからブログを書いている。前は日経BPで記者。 最後に取材した会社がSixApart。 藤井:サイバーエージェント。Ameba。TMN(Telent Media Network) 芸能人ブログ。 徳力:ブログ。日記、コミュニケーションツール、メディア的という機能がある。 田端:自分の分身。 関:ソーシャルツール 藤井:ブログマネジメント ビジネスマンにとってブログを書くスキルが必要になってっくるか。 田端:ブログで褒める。使えた方が絶対有利。 関:社員のブログにコメントをつける。 徳力:実名でやるとき有利なのか。リスクはないのか? 関:ブロガー座談会。外資系は写真出して、名前も出している。 日本企業はこっそり。ルールがあって、その中でやれる。 藤井:社長が言っちゃいけないことを最初に書いちゃう。ルールを 作らないでやっている。アゲハ嬢。2chでも叩かれている。内定者。 田端:ルールをつくろうという議論があった。部下がブログが 書いていれば、なるべく読むように奨励する。 関:明示的なルールがない。書くモチベーションが重要。人として関心を 持つか。 徳力:ブログを書くのにどうすればいいか。 田端:書けばいい。 関:趣味のブログ。 徳力:こいつあかんやろ。 藤井:名前はどんどん出せばいい。名前出せばそんな変な事を書かないだろう。 ブログとマスメディアの役割分担は 藤井:マスメディアは編集が入っている。自分が伝えたいことを伝える。 直で情報を訴えられる。 田端:10年のスパンでいえばマスメディア意味ない。 関:雑誌メディア。取材のネタをブログにかけないと思った。恐る恐る書いていた。 アメリカのメディア。オールドメディアは凋落していく。読者の声を聞いていない。 コメントにバリューがある。 メディア特性の限界。文字だけではない、映像とか。 徳力:個人にとって、どのような意味があるのか。ブログという発信ツール。 メディアとしての使い方。 田端:彼氏からの携帯メールが強烈なキラーコンテンツ。コメントが価値がある。 ROMするだけじゃなくてコメントしてみるのがいい。 関:メディアは書くときに相手が見えない。雑誌のアンケート。電話番号があったので 電話して聞いてみた。コミュニケーションがはじまった。 田端:コメント欄の態度がリトマス試験紙。 藤井:芸能人上位にいる人はコメント欄開放している。 神児遊助。ポジティブ。 動画、音声、技術的なトレンド 田端:なんでも受け入れるプラットフォーム。 藤井:動画ブログはあんまりはやっていない。テキストベース。 マイクロブログは? 関:置き換えではない。ブーム。言わない時は成熟。 バッテリー切れ。約4時間利用できた。 オリジナルのテキストを書いた人が偉い。批評家。
感想
ブログをどのようなツールとみるかは人それぞれだし、いろいろな可能性がある。わたしなんかは、日記的な日々の雑記から、自分が考えたことやったことの論評的な一次情報の発信やら、ごった煮風のなんでもありのものになっている。結果として自分を表現するメディア、自己紹介的な分身になっている。実世界の自分とこの日記は鏡の関係である。
ブログには愛がある。チカラがある。そんなことを思った。