Let them be your heroes. 彼らをヒーローにしよう。 #OSCON
OSCONのセッションで特に面白かったと感じたものを紹介する。
Let Them Be Your Heroes - Speaker Deck
コミュニティ活動をしていて、そのコミュニティを活性化して持続可能にするためには、ヒーローが必要だ。そのヒーローをどのようにして見つけ、育て、励ますのか。そのような観点からの議論がこのセッションだ。
コミュニティーマネージャーはヒーローを見つけ、コミュニティーそのものをエンパワーする。そしてより多くの人をヒーローにするにはどうするのか。どのようにして、ヒーローを発見し、活躍してもらうのか。
- ヒーローの特徴。物事をやりとげ、知識(スキルや技量)があって、協力的で、誠実だ。
- ヒーローの鼓舞。専門家に聞いてみよう。Ricky Robinnet (http://blog.rickyrobinett.com/about/) 誰?
- ヒーローとの対話。明確なミッションがない。次に何をやっていいのかわからない。対話の欠如。
- ヒーローにもアドバイスが必要。ミッション、方向、対話。
- ヒーローに力を与える。発表する機会を与える。(Soapboxというのは演説台。ここでは公に発表する機会のことなどをいう)
- 最前列の席を与える。
- ヒーローのこれから。マスコット。ヒーロー同士の連携。チャレンジ。育成。次世代のヒーローを助ける。
コミュニティーマネージャーのミッションの一つとして、コミュニティーのヒーローを発見して育成するというメッセージは、わたしにはとても新鮮だった。その視点を意識したことはなかった。
しかし、考えてみれば、面白そうなことをやっている人に勉強会で発表をしてもらうというのは、Soapboxを与えて活躍の機会を作るということだし、最初のうちは発表そのものをいやがると言う人は少なくないけど、なだめすかし、励ましてでもやってもらうことによって、徐々にヒーローになっていくというのは、あるかもしれない。
ヒーローを見つけたら、そのヒーローとともに成長していくことが大事で、さらに次の世代の発見と育成を、ヒーローのミッションにしてコミュニティーを持続可能なものにするというのも、非常に重要だと思った。
また、ヒーロー同志をどんどんネットワーキングしていって、いろいろなノウハウを共有していくことによって、様々な失敗を回避しながら、成長していくというモデルも重要だ。
コミュニティーマネージメントの重要な側面だと思った。
Let Them Be Your Heroes: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR
スピーカーのFrancesca Krihelyさん。MongoDBのコミュニティーマネージャーだ。