未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

「定年後」と、「一〇〇歳時代の人生マネジメント」、読了、濫読日記風、その13

人生100年時代。寿命が延びることによって、定年後(60歳前後)引退して年金で80歳前後まで生きるという人生のモデルは崩壊しつつある。

その文脈で定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)一〇〇歳時代の人生マネジメント 長生きのリスクに備える(祥伝社新書)を読んだ。

プロローグ 人生は後半戦が勝負
第1章 全員が合格点
第2章 イキイキした人は2割未満?
第3章 亭主元気で留守がいい
第4章 「黄金の15年」を輝かせるために
第5章 社会とどうつながるか
第6章 居場所を探す
第7章 「死」から逆算してみる

「定年後」は様々な事例を調査している。参考文献のリストを眺めながらいくつか拾い読みをしてみるといいかもしれない。

一〇〇歳時代の人生マネジメント 長生きのリスクに備える(祥伝社新書)は長生きがリスクだという立場だ。金と健康に焦点を絞って対策を記している。

序章 100歳時代の「学び直し」
第1章 100歳までのお金の話
第2章 頭と体を健康に保つ
第3章 メンタルをどう支えるか
第4章 生きがいと人間関係

定年本はいっぱいあるが、玉石混合で、人生100年時代の生き方についての指針を得ることは難しい。その意味でLIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略が出色と言える。

生きがいを持てと言われるわけであるが、会社に40年近く依存したおじさんにはそれは難しい。

ライフシフトで議論されている変身資産(キャリアや生き方を変える能力)を人生の中でどのように積みかせねていくのか。それは定年になってから準備するのでは遅すぎる。金を持っていたところで親友を50歳になってから買えるか。経済的な価値以外のものをためておく必要があるのである。





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